福角病院(ふくずみびょういん)リハビリテーションのご案内
リハビリについて
リハビリテーション施設基準
(脳血管疾患等リハビリテーション I) (呼吸器リハビリテーションⅠ)
(運動器リハビリテーション I)
病気等の後遺症により生活障害をきたした利用者の能力を運動療法・物理療法・作業療法・言語聴覚療法などの総合的なリハビリテーションによりひきだすことで、心身機能の回復とともに生活全般の活性化を目指しております。また、病院や在宅を含めた地域社会で、質の高い生活が送れるように家屋改造・訪問リハビリなどの在宅支援も積極的にしております。さらに、介護予防を目的としたマシントレーニングなども実施しております。
病棟について
回復期リハビリテーション病棟(57床)
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの方に対して、日常の生活や動作に必要な能力(ADL)の向上による寝たきり防止と、家庭復帰を目的としたリ、ハビリテーションプログラムを、医師・看護師・介護福祉士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士などが共同して作成し、これに基づくリハビリテーションを、集中的に行うための病棟であり、回復期リハビリテーションを要する状態の方が、常時8割以上入院している病棟のことです。
理学療法とは
Physical Therapy=PT
理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある方に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。
歩行訓練 | 関節可動域訓練(運動療法①) | 関節可動域訓練(運動療法②) |
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平行棒内歩行訓練 | バランス訓練 | 立ち上がり訓練 |
電気治療 | 低周波機器 | 牽引 |
作業療法とは
Occupational Therapy=OT
作業療法において、日常活動の諸動作、仕事・遊びなど人間の生活全般に関わる諸活動を作業療法の「作業活動」と呼び、 治療や援助もしくは指導の手段としています。患者様の生活スタイル、趣味・嗜好を重要視し、それらを実際のリハビリ治療に 取り入れていきます。
作業活動 (Activity) |
夏季には夏らしく、クワガタやカブトムシ等の昆虫を職員が採集し、患者様とともに飼育しています。また、室内では観葉植物の水遣り、屋外では散歩がてら草花を眺めたり、どんぐりを拾ってみるなど、思い思いの活動を行います。これらは立ちながらの作業活動となり、全身の耐久性や歩行時のバランス向上、両腕の機能回復、気分の高揚など、様々な効果に繋がります。 |
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ADL (日常生活活動訓練) IADL (手段的日常生活活動訓練) |
ADLとは食事や排泄、整容、移動、入浴等の、生活する上で必須であり基本的な行動を指します。また、IADLはADLを基本とした、日常生活上のさらに複雑な動作を指し、具体的には、買い物や洗濯などの家事動作、電話、薬の管理、金銭管理、乗り物等、そして最近では趣味活動も含めるようになっています。 患者様の退院後の生活を想定し、適切な環境設定と動作指導を行いながら、実際に動作練習をしていただきます。 |
言語聴覚療法とは
Speech-Language-Hearing Therapy=ST
病気や交通事故、発達上の問題などにより、主として言語機能や聴覚機能が低下し、コミュニケーションに問題が生じた方や摂食・嚥下機能に障害がある方に対し、機能の回復、能力の向上、維持を目的とし各種検査、評価、訓練、指導及び援助を行います。
失語症 | 失語症とは、脳血管疾患などによる後遺症により、言葉を聞く・読む・話す・書くすべての言語側面に障害が及ぶもので「話を理解できない」「文字を読み間違える」「言いたい言葉が出てこない」「文字が書けない」など、様々な症状が現れます。そのような症状を呈した患者様に対しそれぞれに合った検査、訓練を実施し、言語機能回復、コミュニケーション手段の獲得に向けた支援を行ています。 |
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摂食嚥下障害 | 「食べ物が飲みづらい」「食べるたびにむせてしまう」などの嚥下障害の患者様に対しては、必要に応じてVF(嚥下造影)を行い、PT・OTと協力した機能訓練や、栄養士と協力した食事指導・食事介助方法のアドバイスを行っています。 |
構音障害 | これは文字の通り、音を構成する能力が障害された状態であり、簡単に言いますと、発音がしにくくなる障害です。原因としましては脳卒中による顔・口・喉の筋肉の麻痺、筋肉の痩せや衰えによる筋力の不足等が主たるものとしてあげられます。言語聴覚士はそういった障害を抱える患者様にコミュニケーションがとれるように筋力トレーニングや発音の訓練、またはリラクゼーションなどを行うことで、患者様の回復や生活の質の向上に向けたサポートを行っていきます。 |